舞雪花
舞雪花(みむろ)仮名(高知県南国市稲生産)
稲生の縞ということで入手し栽培していた木だが、葉の表裏に墨や堅条線を多く流す。
入手時は白縞というよりは萌黄色に近い色合いの縞だった、それが次第に天冴えの雪白縞を細く流すようになり、最近は太くしっかりとした白縞が入るようになってきた。
中型のやや直刀葉気味の葉姿で、筬は緩く葉幅は少し狭い、泥軸泥根で付けは月型である。
今まで無銘で愛倍していた木だが、今回譲渡先にてこの銘を頂戴したのを機に、自慢の風蘭として紹介できるようになった。仮名を頂いてこの木もさぞ喜んでいることだろう。
今後も更なる変化を楽しみにしたい品種である。
写真撮影日:2017年8月11日